平成28年4月21日、住友会館において、平成28年度(第38回)研究助成金贈呈式を開催しました。式典には、来賓の経済産業省の寺家課長をはじめ、総勢98名の方が来場されました。本年度は、176件の応募に対し、昨年12月以降3ヶ月にわたり選考委員の先生方に厳正な審査をして頂き、その結果、40件総額4,191万円の研究助成を行うことと致しました。
式典は、藤本理事長挨拶、牧島亮男選考委員長(北陸先端科学技術大学院大学シニアプロフェッサー、東京大学名誉教授)の審査経過報告の後、贈呈状の授与を行いました。ご祝辞は、経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課課長の寺家克昌様より頂きました。最後に研究助成金受領者を代表して、京都工芸繊維大学教授の角野広平先生からご挨拶がありました。
また、式典終了後、東京工業大学教授・同学元素戦略研究センター長の細野秀雄先生より、”物質の可能性:小説より奇なり”と題し、特別講演を頂きました。
ご報告とお礼
4月中旬の熊本地震で、研究助成金受領者のお一人、龍 直哉様の所属している熊本県産業技術センターに、大変大きな被害が出ました。
センターが復旧して、龍様が弊財団の助成金を活用した研究を始められる日が一日でも早く来るように、との思いで、受付に募金箱を設置しましたところ、
たくさんの方々からご賛同を頂き、計37,300円の募金を頂戴致しました。こころよりお礼申し上げます。
募金は龍様にお贈りし、センター復旧の一助にして頂くことになりました。お礼申し上げますとともに、以上ご報告致します。 |